Bias Busting!!! @Google

こんにちは!protonです!

先日、GoogleのWomenTechmakersScholarshipをいただき、その一環でシンガポールでの集まりに参加しました!

詳しくはこちら

proton-yoko.hatenablog.com

そこで受けた講義のうち特にシェアしたいな!って思ったものについて、紹介します!

 Bias Busting

Bias Bustingってなぁに?

Googelの新人社員研修でもおこなわれる講義で、無意識のうちに持ってるバイアスについて学ぶ講義です。

人間は1秒におよそ11000000bitの情報を得てるそう!しかしこのうち意識しいるのはたったの40bitほど。無意識がほとんどです!
ダイバーシティを促進するうえで一番のネックはこの無意識の中にあるバイアスです。

このBias Bustingの講義では、短いシナリオについて、問題点と改善策をグループで話し合う内容になってます。
今回は二つのシナリオについて紹介するので、ぜひ、あなたにも考えていただけたらなと願ってます!

 シナリオ1

例えばこの会話について。

A「Hi! Where are you from?」
B「I am from OOOO.」
A「NO, where are you actually from?」

何が問題だと思いますか?

日本でも少し前、生まれも育ちも日本なのに見た目が"日本人"ではないから英語で話しかけられてしまうといった話がツイッターで話題になってるのを見ました。

この会話を通して指摘したいこととは、無意識のうちに見た目からその人のアイデンティティを決めつけてしまうことがあるという問題についてです。

ではどう改善できるでしょうか?

Aがwhere are you fromという質問をもっと具体的なものするのもいいかもしれません。
たとえば、聞き返すとしても、Yes, ....and where do you live? などとすれば多少は不快にさせることがなくなるでしょう。

また、Bの立場にいてこのように言われた場合、「じゃああなたは私がどこ出身だと思うの?」と聞き返すことで、Aに自分でバイアスに気づいてもらうのもいいかも、という意見もありました。

参考までに、この動画が皮肉が効いてて好きなのでオススメしておきます!

What kind of Asian are you? - YouTube

シナリオ2

もうひとつ、この会話についてはどうでしょう?

A「What do you study?」
B(女性) 「I study Computer Science.」
A「Oh.....You don't look like you study computer science...」 

"あなたはコンピュータサイエンスをやってるように見えない"とはどういうことでしょうか?

世の中には、いまだにコンピュータサイエンスを学ぶ人間をオタクっぽいと思っている人がいます。
ましてや、好き好んでそんな分野を選ぶ女性はきっとメガネをしていて化粧っ気がなくて垢抜けていないだろう!と信じてるような人間がいることは事実です。

しかし!私の周りにいる (標本数は少ないですが)理系の女の子たちやGoogleのWomenTechmakersScholashipで出会った女の子たちは、もちろん化粧っ気のない子も中にはいますが、可愛くすることが好きな子だってたくさんいます。

集団の中で浮くことも気になるのでなかなか私にはハードルが高いですが真っ赤な口紅して大学に行ってはいけないんですか?そんなことないですよね!
見た目にこだわるのもこだわらないのも自分のためなんです。

この会話で伝えたいことも、さっきのと同じで、無意識のうちに見た目からその人のアイデンティティを決めつけてしまうことがあることについてです。

改善策はなんでしょう?

もし、「君は理系に見えないね?」って言われたら、「可愛いってこと?それならありがとう!」というべきなのでしょうか...?

「リケジョっぽくないね!」が褒め言葉となる世界にならないことを願ってます!

 

まとめ

Bias Bustingについて書きましたが、いかがだったでしょうか?

(文章生成スキルが足りなくわかりにくいところがあればぜひ教えてください!)

実際のBias Bustingではこれ以外にも内容がありますが、今回のシナリオ2つを通して、何か意識を変えるきっかけになれば嬉しい限りです!

 

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Women Techmakers 2018

Google, Women Techmakers Scholarship!

 [報告] GoogleのWomen Techmakers Scholarship 2018をいただきました!


私も応募前に2017年に参加した学生のブログ(記事末尾にリンク貼りますね)を読んで助けられたので、今年の内容についても記録を残しておこうと思います。

日本で情報工学やそれに関連する分野に興味を持って学んでいる、またはこれから学びたいと思っている女子学生にこのプログラムについて知ってもらえることを願ってます!届くといいな....!

そしてぜひ男性にも、女子率が小さい問題を解決しようとしている取り組みについて知っていただけたら幸いです!そしてもし近くにそんな女子学生がいたらぜひこの奨学金を紹介してあげてください...!

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WTM Scholarshipってなぁに?

そもそもWomenTechMakers Scholarshipとはどういうものなのでしょうか?

WTM

まずはGoogle Women Techmakers (通称WTM)について。ホームページには

From 2014 to present, Women Techmakers is continually launching global scalable initiatives and piloting new programs to support and empower women in the industry.

Membership empowers women in their careers by providing access to curated resources and events, as well as information and tools from Google, our partners, and the global tech ecosystem.

とあります。WTMはざっくりと言うと、Googleが主催しているSTEM分野で活躍してる女性のコミュニティです。Tech関連の仕事をしていたり興味があったりする女性は参加でき、キャリアについてなど相談できます。

ときどき世界各地でオフラインでのイベントも開催されてるそう。
詳しくはホームページを!

私の感想ですが、日本は特に情報系の女性が少ないので、このコミュニティに女性が多く所属してることには勇気付けられます...!まわりに同性が少ないことは時にそれ自体がストレスになることもあるので、近くにはいなくても仲間はいるんだと思えることはとても嬉しいです。

WTM Scholarship

WTM ScholarshipとはこのWTM奨学金プログラムのことです!

Through the Women Techmakers Scholars Program - formerly the Google Anita Borg Memorial Scholarship Program - Google is furthering Dr. Anita Borg’s vision of creating gender equality in the field of computer science by encouraging women to excel in computing and technology and become active leaders and role models in the field

数年前まではAnita Borg Scholarship (アニタボルグ奨学金)と呼ばれていたもので、コンピュータサイエンスを学ぶ女性が、その分野でのリーダーロールモデルになっていくのを支える目的で設立された奨学金です。

  • North America
  • Europe, the Middle East and Africa
  • Asia Pacific (APAC)

の3つの地域に分かれて募集されていて、日本はAsia Pacificに分類されます。
(応募期間とかも変わってくるので応募前に確認しましょう)

この奨学金の特長は3つの側面を持つことです!

  1. Scholarship
    成績やTech分野の女性に与える影響等に対しての奨学金(わーい!)
    継続ではなく一度きり
  2. Retreat
    その年のほかの奨学生がAsia PacificのどこかのGoogle Officeに集められ、お互いに知り合いになり、経験や考えを共有したり講演やワークショップを受けるお泊まり会!
  3. Community
    これからずっとWTMのコミュニティの一員になれる!

もちろん奨学金自体も嬉しいけど、Retreatがとっても貴重なものなんです!
飛行機やホテル、食事、プログラムを全てGooglerが準備してくれて、いろんな国から集まったScholar達にすごい経験をさせてくれるという夢のようなお泊まり会です!
(詳しいことは後半のRetreatについてで書きますね)

選考の資格や流れについて

(注 : あくまで2018年の私の場合なので、多少異なる部分もあるかと思います)

応募資格

  • Identify as female.
  • Currently be enrolled at an accredited university for the 2018-2019 academic year.
  • All students graduating in 2019 and beyond are eligible to apply.
  • Be studying computer science, computer engineering, or a closely related technical field.
  • Demonstrate a strong academic record.
  • Exemplify leadership and demonstrate passion for increasing the involvement of women in computer science.

2018年の場合の応募資格は上の通りです。

computer science関連のことを学んでいる女子大学生であること
computer scienceを学ぶ女性を増やすことに意欲のあること

がポイントです。

strong acedemic recordとありますが、Tech女子を増やしたい!という思いがあるなら、GPAに自信がなくても、臆せずにぜひ応募してみてください!

(Googleは現在の能力も勿論ですが、同時に伸びしろも大事にしてくれているように感じました。)

準備するもの

応募に必要なものは

  1. PDF copy of your Resume
  2. PDF copy of your Current transcript(unofficial is accepted)
  3. PDF copy of your Short answer responses

の3つです。

Resume

英文履歴書のことです。日本の就活等で使ういわゆる履歴書とは違うので注意
調べれば英文履歴書の書き方等はわかると思いますが、特に伝えておきたいポイントは3点!

  1. A4用紙1(~2)枚におさめること!
  2. 読んでもらいやすさを意識する!
  3. 嘘は絶対に書かないこと!見栄を貼らない!

選考側は大量のResumeに目を通します。

読みやすいことはこのScholarshipの応募に限らず大事です!

Current transcript

これは大学の成績表。学生課などで英語のものを発行してもらえるので調べましょう!

土日は取得できない / 発行に時間がかかる などの可能性があるので早めにgetしましょうね!

(私が悪いのですが、オンラインで取得できないことに締め切り前最後の平日に気づいて浴衣で大学の学生課に行くはめになったので三連休等には気をつけてください...)

Short answer responses 

応募にあたり、英語で作文を書きます。

与えられた質問に対し、それぞれ200~300wordくらいで解答を作ります。

2018の場合の質問はこんなでした!

  • Question 1
    How do you think computer science, computer engineering and/or a closely related technical field is changing the world? How do you plan to contribute?
  • Question 2
    Please discuss the structural issues impacting underrepresented groups that you have observed or experienced in computer science, computer engineering, and/or a closely related technical field. What connection and/or effect do you think these have to the industry and/or the wider world?
  • Question 3
    Please write about an activity that you are currently or recently involved in to address structural issues for underrepresented groups in your field.

作文ができたら、少し時間をあけて読み直すこと誰か(友達でも家族でも)に読んでもらって感想をもらうことをオススメします!内容も勿論ですが、英語のミスもあるかと思うので、英語が得意な方にチェックしてもらうだけで文章が確実に良くなると思います!

以上で応募前に準備するものが整います!あとはsubmitするだけ!
ドキドキしつつ応募ボタンを押しました.....!
締め切りがSGTの0:00だったのでJSTの0:30くらいのギリギリに出しました、ちょっと反省してます(2018/8/12)

その後.....

電話で書類選考に通ったという連絡をいただきました!わーい!
(2018/8/30)

interview

月曜(2018/9/3)の朝イチ!

いつも画面共有したいときに重宝してるGoogle Hangoutを使った面接です

内容

interviewer「緊張してますか?」
私「すっごい緊張してます!」
interviewer「それでは緊張をほぐすためにも最初の質問は英語でいきましょう!」
私 『!!!???』

...みたいな感じで始まりました。Retreatで英語しか使えない環境で数日を過ごすので、英語での会話を経て、そのあとは日本語で話しました。

何を話したかというと、応募時に書いたresumeとessayについて深堀りするような内容についてなどです。 そのほか、女性の働きかた、ダイバーシティについて何を考えているのかを引き出すような質問がありました。
普段の生活の中でもダイバーシティについて考えていると良いと思います。

最後にこちらから質問をさせていただけるとのことだったので、面接官の一人、女性エンジニアの方にGoogleでの生活でマイノリティであることを不便に感じたことをないか伺いました。
Googleでは入社時にBias Bustingといって、無意識のバイアスについて学ぶ機会があるそうです。

世界にも社内にもいろんな人がいること、そもそも全く同じ人なんていないことをちゃんと意識していれば、全員が気持ちよく働けることを知りました。
このことを聞けただけでも、WTMscholarshipに応募してよかった!
社会全体で嫌な思いをする人がもっと減ることを夢見てます

感想

もしretreatに参加できるなら、Asia Pacificから集まったほかのメンバーとたくさん話したいですし、もっと自分の考えていることを英語にできたらなと歯がゆく思いました。特に自分がしているアウトリーチ活動についてはお互い話す機会が多いだろうし、準備していかねば...!

お返事まち!

メールでWTMscholarに選ばれた通知をいただきました!

奨学金の案内のほか、10/10~14にGoogleシンガポールオフィスであるRetreatにぜひ参加してね!という案内が...!
Googleが無料でシンガポールに連れて行ってくれる!わーい!

ちなみに 

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2018の応募者数は25,000, そこから面接に進んだのが1,250人, そして最終的に73人が選出されたそうです!本当に光栄...!(日本は比較的倍率が低めらしいので、もっとこのScholarshipが認知されることを願ってます)

 APAC Women Techmakers Scholarship Retreatについて

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2018のRetreatでは14ヶ国から73人の学生シンガポールGoogleオフィスに集まりました!うち7人が日本からの学生です!

事前にこのRetreatのために関係者だけのWebsiteが作られ、

  • 空港からホテルまでの行き方
  • 4日間のスケジュール
  • 参加者(ScholarとGoogler)の名前と写真

などが共有されます。ほとんどの学生にとって初めての海外ひとり旅なので事前にしっかり情報をいただけるのは家族にとっても安心です!

ほかにもFacebookグループが作られて、そのページで自己紹介をする機会もあり、学祭前みたいにどきどきしました!

以下、retreatの内容について!ほんの一部ですが紹介します!

Day 0

Retreatが始める前日の夜にディナーに招待されるので、みんなディナーに間に合うようにシンガポールのホテルにそれぞれ向かいます。
私はday0の朝6:00に到着したので半日観光ができました!わーい!

夜はホテル内の会場でディナーです!WTMのTシャツやちょっとしたシンガポールのおみやげをもらって、席につきます。

なるべく同じ国出身の学生が固まらないように席順が決まっていて、私のテーブルには、インド、パキスタン、オーストラリア、中国...本当に国際色豊かな学生が集まりました!今までの人生で経験したことのない多様性にわくわくしました。

英語の発音や言葉の選び方も出身国によってかなり異なるので、はじめは聞き取るのも話すのも難しくて英語に不慣れな自分を少し歯がゆく思いましたが、みんなお互いと交流したくてたまらない学生たちなので、たっくさん話しました!

それぞれ違うバックグラウンドを持つけれど、computer science関連分野を学んでいる女子学生という点ではみんな同じなので、話すことはつきません。

ディナーのあとはカラオケもあり、Googlerによる歌とダンスの披露にみんな大盛り上がりでした!

Day 1

Breakfast @ Google Cafe Shiok

Google シンガポールオフィス内の社食へ!ビュッフェスタイルの朝ごはんです!フルーツがたくさん並んでいて、それをその場でジュースにできるスクイーザーが私のお気に入りです。

Bias Busting

Googelの新人社員研修でもおこなわれるBias Bustingの講義です。短いストーリーについて、問題点と改善策をグループで話し合います。

この内容については特にもっと知られて欲しいので少し詳しく書きます!
リンクはこちら!

proton-yoko.hatenablog.com

簡単にいうと無意識のうちに見た目で判断してしまうことがあることを知って、意識して改善していこう!という内容です。

Kickstart Puzzle Lab

GoogleのCodeJam の紹介と、そのKickstartの問題を解いてみよう!という時間。
CodeJamは通年で何回も競技プログラミングの大会を開催してるので男女問わずぜひ参加してみてください!

GWE (Google Women Engineers) Panel

Googleで活躍している女性エンジニアによるパネル。
感動した言葉は、「"自分はラッキーだったからここにいる"、"女性だから優遇されてるだけ"って思わないで欲しい」というもの。これにどう感動したのかはうまく言い表せないのだけど、今回のプログラムの中でも一番勇気付けられたセッションでした!

Southeast Asia Food Festival @ Google

東南アジアの食べ物がたくさん並んだ夕食でした! カリグラフィーで名前を書いてくれる方がいたり、盛れないプリクラのようなものを印刷してくれるフォトブースが作られていたり、学生たちで盛り上がりました〜!

(私は何もかもがスパイシーでだんだん泣きそうに....!ワッフルが甘くて嬉しかったです)

Day2

Former Scholars Panel

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過去のWTMscholarの3人を招いたパネル。retreatでの思い出や、その後の活動についてなどうかがいました。また、女性であることを理由に遭遇した問題やそのときにどうやって解決したのかを今年のscholarが共有する時間にもなりました。

Android Things CodeLab

Android Thingsというキット(なんと組み立てを事前にGooglerがしてくださっていました...ありがとうございます...)が配られ、これを使って画像認識をしてみよう!というセッションです。

Android Studioの使い方の説明もしつつ、ワークフローに沿って実装していきます。

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90分しかなく時間が全然足りないのが残念でならないので、帰ったら続きをやりたいです!
Community Outreach Brainstorm

このretreatが終わって自国に帰ったあとに何をしたいか、どうやったら社会に影響を与えられるかなどを、出身国の学生とGooglerで集まって話し合いました。

私はそのうちの一つとしてこのブログを書こうと思いました!

美術館内でのディナー!夜景が綺麗でした。

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何度もある食事を通して、食べ物というか食事の文化についても学びました!日本で暮らしていると、ハラール / ベジタリアン / ビーガンについて知る機会がなかなかないので、料理を選ぶときに注意する必要があるのを隣で見ていて勉強になりました!

オリンピックのときなど対応できるのでしょうか...?

Day3

ハロウィンも近づいてるのでロビーがハロウィン仕様になってます!

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#IAmRemarkable Workshop

iamremarkable.withgoogle.com

#IamRemarkableとは女性や他のマイノリティグループの人に、彼らが苦手なことが多いセルフプロモーションの仕方をレクチャーするというワークショップです。

A Google initiative empowering women and underrepresented groups to celebrate their achievements in the workplace and beyond.
The 90 minute workshop will highlight to participants the importance of self promotion in their careers and provide them with the tools to start developing this skill.

働くうえでも必要な能力なので、このワークショップを通じて自分の良いところを言葉にできるようになれて嬉しいです。

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Scavenger Hunt

チェックリストに沿ってシンガポール内を観光するグループ対抗戦です!

電車にのる / マーライオンに会う / モスクに行く....などなど、その条件のもとグループ全員がはいった写真を撮ってポイントゲット!というルール。結構急いで歩き回るので疲れましたがグループメンバーは仲良くなれるのでとっても楽しかったです!

Retreatで得たもの

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物理的にretreatで得たものは上の写真の通りです!

けれど形には残らないものの方がずっと多くて

  • 世界のもっとも誇らしい奨学金の一ついただけたこと
  • retreatで得た世界各国から来た友人たちとのつながり
  • 世界中で同じ分野でがんばっている女子がたくさんいることを知ったこと
  • 講義やワークショップを通じて以前より自分に自信が持てるようになったこと
  • もっとこの分野の女子を応援したいという意欲

などあげたらきりがないくらいです。

今回、4日間で本当に様々な境遇の学生やGooglerと出会いました!
学部、修士、博士の学生がいて、中にはしばらく働いてからまた学生に戻ってきた人もいます。海外に行くのは今回のretreatが初めての人もいれば、自国を離れた遠い国で大学に通う人もいます。

どの学生もretreatのあときっとどこかで自分の夢を叶えたり、誰かの夢を叶える手助けをしたりしているのだと思うと、私もがんばらねば!と心の底から思えます。

言葉にすると陳腐ですが、仲間が世界中にいるのはとっても幸せなことですね!

さいごに!

長文でしたがここまで読んでいただきありがとうございます!

もし近くにTech分野を学んでいる、または興味がありそうな女子学生がいたら、ぜひこのScholarshipについて紹介していただけると嬉しいです!どうかお願いします!

マイノリティを援助することになんの意味があるの?女子ばかり贔屓じゃない?って思ってる方へ!

改めて読んでくださったことに感謝します。Googleがわざわざこんなイベントをやっている理由について今一度考えてもらえたら嬉しいです!

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参考になるかわかりませんが、Googleが毎年出しているGoogleのdiversityについての報告です!

https://static.googleusercontent.com/media/diversity.google/ja//static/pdf/Google_Diversity_annual_report_2018.pdf

(これについてはまたブログにまとめたいと思ってます)

応募を迷ってる学生さんへ!

私は直前(それこそ締め切りの30分前くらい)までずっと応募するか悩んでました。作文もresumeも書いたけど、内容に自信は全くないし、きっとどうせ選ばれないだろう...と思いなんとなく恥ずかしくなって最後の応募への送信ボタンがなかなか押せませんでした...。

そのときに友人のhikalium(私にとってのロールモデルのような人です)からとても良い言葉をもらって勇気づけられました!hikalium本当にありがとう。

落ちたって何も変わらない。それが能力がないって証明にはならない。
運良く受かればそれに乗っかれるし自分の能力にも自信をもてる。
あとはsubmitするだけ!がんばれ!

もし、いま自信が持てなくて選ばれないことが不安でたまらない学生さんがいるなら、背中を押したい。ぜひ応募してみてほしい!!! 

もし相談に乗って欲しければ私のツイッターにでも連絡をいただけたらできる範囲でお手伝いします!
なので本当に、(書いてて少し恥ずかしいけれど)わたしたちで!この分野を!良くしていきましょう!

おまけ : womentechmakers scholarshipに関するブログのリンクたち

(もしほかにあれば追加したいのでぜひ教えてください)

boiled-egg.hatenablog.jp

lila-lila.hatenablog.com

akaria.hatenablog.com

以下は英語ですがぜひ!

http:// https://www.linkedin.com/pulse/how-become-google-wtm-scholar-aka-anita-borg-memorial-gamage

Google Women Techmakers Scholarship Experiencepriyalaggarwal.wordpress.com

Everything you need to know about the Women Techmakers Scholars Program!sheikhadilina.wordpress.com

 

 

 

 

pixivのインターン(ビジネス職向け2018春)参加しました

 

pixiv SPRING INTERNSHIP 2018に参加しました〜!

recruit.pixiv.net

応募前によく参加報告とか漁らせていただいてるので、私もこの機会に記録残しておこうかなと思います。日記以外の文章を書き慣れていないので日本語下手なのではと心配してます。楽しかったことが伝わるといいなぁ

普段やってること

 情報系のB3(春から4年生)です。DNA解析とかに興味があります。

普段は世界一可愛い猫(宣伝)

Radon (@helloradon) • Instagram photos and videos

らどん (@hello_radon) | Twitter

の撮影したり、パソコンとにらめっこしたりしてます。

応募のモチベ

ピクシブ、今年は春にエンジニア職とビジネス職の2つのインターンがありました。個人的には両方やってみたいなぁと思いつつ、体が1つしかないのでビジネス職のほうに応募しました。

理由は2つ。

大学院進学予定のため就活がまだ先なので、大学の研究が忙しくなる前の気持ちと時間に余裕があるうちに、ものづくりのフローを体験してみたかったから。ビジネス職務向けのインターンとはいえ、企画と実装の両方を体験できるプログラムなので、私みたいになんでもやってみたい人間にはぴったりだなぁと思いました!見つけたときにビビっときましたね。

もう1つの理由は、そもそもpixivというサービスが好きなので、それを支えてる方たちの思考方法や仕事へのモチベーションなどを知りたいなと思ったからです。

 

選考過程では、インターンに参加したら作ってみたいサービスについてなどを書いたり喋ったりしました。私はこのときに考えていたことをインターン期間中に育てた感じです。

(憧れの神絵師さんの絵馬とかがあるフロアで心の中で拝み倒しながらの面接でした)

インターン参加メンバ

作曲してたり動画つくってたりvtuberめざしてたりアート写真撮ってたり乾貞治の女だったり濃いメンバーがいました。めっちゃくちゃキャラが強いです。入ってみたら先日一緒に写真展を開催した友人がいてびっくりしました。

応募人数聞いたら更にびっくりしたんですが、確かに応募者を濾過して濾紙に残ったメンバーなので濃いのももっともな気がしました。 

 ピクシブはどんなとこか

pixivはクリエイターの創作活動を応援してくれます!詳しくはwebを!

inside.pixiv.blog

オフィスの入り口。干支を描いた大きな絵馬がお出迎えしてくれます

伝説の味噌汁サーバです。塩分足りないときの強い味方でした。もうすぐなくなってしまうらしい....

ホワイトデー企画で美味しいお菓子と飲み物いただいて、インターン生女子はきゃっきゃしてました。

 

鳩森神社が近いです!10時出勤なので朝のお散歩が可能です!

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漫画の本棚。ほとんど私物らしい。ピクシブ出身の漫画家さんの作品とかピクシブ年鑑とかがあってちょっと感動しました。

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最後にいただいたお土産。黒星紅白先生のクリアファイル...!

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インターンの流れ

全部で2週間(10日間)のうち、前半が企画、後半が実装でした

前半戦

インターン生が一人づつ自分の作りたいサービスの構想を練ります。

はじめにメンターからの講義がありました。サービスを思いつくまでの思考過程とか、社会にある問題の見つけ方を学びました。問題設定についての資料はこれ

イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」

イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」

 

かなり気に入ったので宣伝です。

この講義をもとに、自分が作りたいサービスが本当に作る価値があるものなのかなどを黙々と考えます。アイディア出しというよりは、アイディアをひたすら煮詰めていきました。ジャムを作ってるような気分です。普段使わない頭を使うので糖分のプレゼントがたくさんありました、ありがたい...!

 

煮詰め続けるとおいしくならないことがあるので、時々メンターさんに壁打ちみたいなかんじでアドバイスや軌道修正などをしていただきます。これが大変有意義で、インターンだからこそのメリットだなぁと思いました。

インターン生はそれぞれ違うアイディアを煮詰めてるとはいえ、ときどきお互いでも壁打ちしたり。それぞれのペースでみんなじっくりサービスに向き合いました。

 

私が考えたのは、論文検索サービスです。

GoogleScholarでいいじゃない!というように思いますが、一番欲しいなって思った機能が「誰が何を読んでいるのかが分かること」だったので、グループ内での共有機能を軸に考えました。

後半戦

実装するぞー!

とはいえ、「ぷろぐらみんぐってなにそれ?」みたいな状態なインターン生です。私も情報系とはいえ、web系は触ったことほとんどなかったので新鮮でした!(C言語と全然違いました)

画像投稿掲示板のようなものを作るために必要な最低限の知識を講義で教わります。ruby, sql, html, cssとかちょっとずつ必要なところだけさっくりと!

体系だって教わるに越したことはないのかなとも思いますが、なにぶん実質3日でユーザのコア体験だけでも実装したい!という目標なので、詰め込みスタイルも良いなと感じました。

ちなみに、開発でvscodeに初めて触りました。自動で保存されるのめちゃくちゃ気持ち悪いです。なぜか使っていたらフリーズしてしまって強制終了もできず嫌いになったりしました。

GoogleScholar先生から情報を持って来たくて、なのでスクレイピングデビューしました!Nokogiriライブラリとにらめっこして、Mechanizeとか使いました。欲しい情報(論文の情報、引用数とかリンク先とか)を持ってこれるようになったとき嬉しかったです。

(でも途中ではじかれるようになりました...それはそう...)

できたもの

もうちょっとまともになったらgithub貼ります。

web系微塵もわからない人間なりにがんばりました。

ロゴだけ自慢しますね。お試しで作ったので雑なこと極まりないですがかわいいです。

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かわいいでしょー!

読者検索機能とかタイムライン機能とかは思い通りに作ってみれたのでその点は満足です。脆弱性だらけなのでなんとかします。

個人的にはChrome拡張機能みたいにまとめられたらなぁと考えていますが現在悩み中です。 

参加してみた感想 

と書いたものの、語彙力はないので思うままに書きます。

サービスづくりの企画から実装まで(もちろん途中までですが)を体験できる大変良い機会になりました。研究は大学でいくらでもできますが、サービスづくりや考え方などを学ぶのはインターンでしかできない経験だと思いますし、しかもものづくり全体を体験できるのはこのインターンだからこそです。私が将来どのような仕事をしたいのかを考える時に大きく影響を与えてくれました。

サービスの企画をする上で考えるべきことを学べたことが特に嬉しかったです。issue drivenの本は研究テーマ選びをするときなどにも有用だろうなと感じており、私がなんとなく持っていた考え方を言語化してもらったような感覚でした。これだけでも十分参加した価値があるなとかんじました。

また、ビジネス職とエンジニア職のどちらの社員さんとも話すことができ、ピクシブという会社の雰囲気を存分に感じることができました。やってみたい仕事が何かなどを考える材料になりました。

最後に教えたいただいた面接のフィードバックで、成長が楽しみと言っていただけて嬉しかったです。 

メンターのみなさまへ

2週間、参加させていただいてサポートも惜しむことなくしてくださって、大変感謝しております!就職はまだ先ですが、いつかどこかで私が作ったものがみなさんの目に触れることがあればよいなと願っております!

そして1pixivユーザとして、これからもピクシブがクリエイターの活動を応援し続けてくれることを心より願っております。

メンバーさんへ

最高でしたね!このインターンでなかったら会うこともないだろうメンバーで!(社交辞令ではなく)またどこかで会いましょう。生きてて何か作ったりしてたら会うこともあるのかしら。

応募迷ってる方へ(来年もこのコースがあれば)

向き不向きはともかく少しでも興味があるなら応募してみる価値が大いにあると思います。個人的には、ビジネス職という名前にこだわらず、がっつり開発はしたことはないけれどサービスづくりには興味があり多少クリエイター気質のある理系学生にも勧めたいなと考えています。

質問等あればまあツイッター

他参加記録 

note.mu